- かみしも
- I
かみしも【上下】※一※(1)上(カミ)と下(シモ)。 特に, 舞台・川・身分など上と下のあるものの両方。
「ありとある~, わらはまでゑひしれて/土左」
(2)いろいろの事。 諸事。「~の事ども取沙汰すべき由承りて仕うまつり/今鏡(御子たち)」
※二※(1)上衣と袴が共布でひとそろいの衣服。 直垂(ヒタタレ)・素襖(スオウ)など。「浅黄の~着たる翁の/宇治拾遺 12」
(2)(普通「裃」と書く)肩衣(カタギヌ)と袴を組み合わせたもの。 肩衣は前代のものより肩幅が広くなり, 前に襞(ヒダ)を取り, 襟は重ねないで羽織る。 江戸時代, 武士の公服, 庶民の礼服として用いた。 上下(ジヨウゲ)が共布の長上下(ナガガミシモ)・半上下(ハンカミシモ)と別布の継ぎ上下がある。~を着る格式ばっていてうちとけない。 言動が堅苦しい。 裃をつける。~を脱・ぐくつろいだ態度をとる。 打ち解ける。IIかみしも【裃】⇒ かみしも(上下)※二※(2)
Japanese explanatory dictionaries. 2013.